古くは三嶋大社の別宮(べつぐう)で、神階(しんかい)正五位を授けられ三嶋大社に次ぐ名社でした。木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、波布比売命(はぶひめのみこと)を主神とし、瓊々杵命(ににぎのみこと)、火明命(ほあかりのみこと)、火蘭降命(ほすせりのみこと)、彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)が祀られています。元は伊豆大島波浮(はぶ)港にありました。
およそ1万4千年前の富士山の大噴火のとき、ここで溶岩の流れが止まったので、岩留浅間(いわどめせんげん)ともいわれています。ここから湧き出していた水は、富士山の雪解け水で三島の水源ともなっていました。
富士講が賑わいを見せた当時、富士登山をする三島、伊豆方面の者は必ず立ち寄り安全を祈って富士へ出発したものと伝えられています。 |
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